ビジネスマナーでも大切なことは自信を持って行動すること

  1. 過日、エレベーター前での、電動車椅子の方にまつわるお話を
    書きましたが、覚えていらっしゃいますか?

 

このお話から、ビジネスマナーにも通ずる、

大切な考え方について、書いてみます。

そのお話とは、

エレベーターを待つ5~6人の方が、
全員、イヤホンをつけていたので、
電動車椅子の方がいるということに気づかず(たぶん)、
エレベーターに先に乗り込んでしまい、
電動車椅子の方がエレベーターに乗りにくく、
戸惑われていた、というお話です。

「耳も目もしっかり働かせて、周りにアンテナを張っていく必要がある」
ということでした。

この投稿に、感想をいただきました。
ありがとうございます。

皆様からの感想にも、私の気づきと同じようなご意見がありました。

それは・・・

「エレベーターを降りるときになぜ全員降りないで待ってしまったか。
そのあたりにも、すこ~し思うことがありました。

それが、私にももっとできることがあったかもしれないという
反省点にもつながっています。」

というところ。

 

エレベーターを待っていた人は皆、気づいていたのか気づかなかったのか、
電動車椅子の人よりも先にエレベーターに乗りました。

しかし、やはり先に電動車椅子の方に乗っていただき、
あいているところに私たちが乗らせていただくほうが、都合がよさそうです。

降りる際には、全員エレベーターから降りようとせず、
逆に電動車椅子の人が降りにくい状況となったのですが、
これも逆で、むしろ、先に全員もしくは何人かが降りたほうが、
電動車椅子の方は降りやすかったはずです。

皆さん悪気はないはずなのに、なぜ、裏目にでてしまったか。

もうひとつの原因として、
<集団の中にいると、私たちはどうも周りの人に遠慮して、
するべきことが一手遅れる>という習性ではないかと思います。

私も含め、一人だったら、一声かけたり、
自分が良かれと思うことができるのに、

集団になると、

誰かが声をかけるだろう、
誰かがやるだろう、
下手に動いて、間違っていたらはずかしいし・・・

なんて、気持ちが起きることありますね。

エレベーターに乗り込むときも、
数人いた人たちが、イヤホンをしていたことに気づかなかったことも
ありますが、私は
「きっと、先に電動車椅子の人を乗せてくれるよね」
と勝手な思い込みをしていました。

もしもこれも一人だったら、
必ず、声をかけて、どのようにしたら都合がよいかをお聞きして、
そのように行動していたと思います。

でも、「~だろう」が働いて、できなかった。
結果、うまくいかない状況が発生してしまいました。

大いに反省です。

降りるときは、まさに、みんなで様子を見てしまったのですね。

誰かがするだろう、誰かがすることに従おう、
かもしれません。

これが一人だったら、
そこにいた皆さんが声をかけて、降りやすいようにしてあげたと思います。

そう信じたい!です。

でも、
一人であろうと、集団であろうと、
必要なことが判断でき、声をかけたり行動したりできるような
私たちでありたいです。

それが、私自身の反省も含め、二つ目に気づいたことでした。

ほかにもいろいろご意見をいただきました。
本当にありがとうございます。

もうひとつ加えさせていただくと、
イヤホンが全面的に悪いということではなく、
状況に応じて行動を変えられるようにしておかないと
気づかない大切なことがあるかもしれない、ということです。

仕事でも同じようなことがありそうですね。お互いに気を付けましょう。

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