なんでも聞いてね」と言いながら「それは自分で考えて」という先輩にイラっとしている新入社員の方へ
『人生を変えるマナー』著者の三厨万妃江(みくりや まきえ)です。
今日は、新入社員のみなさんの、お困りごとを1つ、ご紹介します。
先輩方から指導を受ける際に、戸惑うことがあるそうです。
それは
「わからないことは、なんでも聞いてねと言ってくれた先輩に、いざ質問をしたら『それは自分で考えてください』と言われてしまった…」
ということ。
いかがでしょうか。
あなたにも、心当たりがありませんか?
質問していいことと、質問してはいけないことを、どのように線引して、判断したらいいのかわからないのは、困ってしまいますよね。
なかには、イラっとしてしまう方も、いるかもしれません。
では、どのようにしたらいいか、考えてみましょう。
入社して間もないときの質問の仕方
「これ(ここが)、わからないので、教えていただけませんか」
入社して間もなくであれば、わからないことだらけでしょうから、このような聞き方で問題ありません。
入社して半年ほど経過してからの質問の仕方
半年キャリアを積んだのであれば、質問の仕方も進化したいものです。
「ここがわからないのですが、私は〇〇のように考えました。これでいいのか、確認させていただけませんか」
このように、自分なりの考えをもって、確認したいという質問の仕方。とてもいいですね。
または
「〇〇まで仕事を進めて、△△のところをやってみたらうまくいきませんでした。◇◇という方法に変えて、もう一度やってみたのですが、やはりうまくいきませんでした。どこがまちがっているのかわからないので、相談に乗っていただけませんでしょうか」
自分でやってみたうえでうまくいかないところを相談したいという質問の仕方。
こうした質問の仕方で先輩にアプローチしたら、「そこは自分で考えて」という答えは出てこないのではないでしょうか。
もう考えたし、やってみた、ということは先輩に伝わっているからです。
先輩も新入社員の仕事に取り組む姿勢の成長を感じ、良い印象を持ちつつ、さらにあなたが成長するためのアドバイスをしてくださることでしょう。
何でも質問できるのは新入社員の特権といっても過言でありません。
しかし、いつまでも入社早々の質問の仕方でなく、自分が知りたいことを引き出すには、どのように質問したらよいかを工夫して質問すること。
そうすることで、あなたの仕事の質はさらに向上しますし、先輩があなたの成長を感じ、さらに良いアドバイスをもらえるということをお忘れなく。
先輩の返事にイラっとしていても、解決しませんし、「自分で考える」ことの大切さを、教えてくれているのだと理解しましょう。
自分の行動を変えることで解決できる問題はたくさんあります。
成長するためのチャンス!
工夫して行動してみてくださいね。
三厨万妃江の著書『人生を変えるマナー』は、いかがですか?
さまざまな企業様で、ビジネスマナー教材としても、導入していただいている書籍です。
ぜひ、ご一読ください。一生使えるマナーの道標としていただけたら幸いです。