その言葉はマナー違反?!「新年あけましておめでとうございます」
『人生を変えるマナー』著者の三厨万妃江(みくりや まきえ)です。
新しい年が始まりました。
年の初めといえば、年賀状。
最近では年賀状の代わりにメールなどのメッセージで済ませることも多くなったり、年賀状を出すことをやめたり、縮小傾向にあるようです。
しかし目上の方から年賀状をいただけば、さすがに放置することもできず、年賀状のお返しをする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう考えると「年賀状をゼロにする」ことも、なかなかできませんよね。
さて、年賀状の文言、きちんと意味を理解して使っていますか?
何気なく書いていませんか?
年賀状でもSNS上の新年の挨拶でも見かける言葉のうち、実は「それ!マナー違反です」という文言があります。
それが
「新年 あけましておめでとうございます」
です。
「あ!私も使っている。しまった!」と思った方m
「え?それって、どうしてマナー違反なの?」と思う方
さまざまだと思いますので、解説していきますね。
実は「新年」と「あけまして」が同じ意味で重複するため、本来であればマナー違反と考えます。
「あけましておめでとうございます」
「新年おめでとうございます」
であれば、問題ありません。
とはいえ、昨今は「新年あけましておめでとうございます」が、かなり浸透しているため
必ずしも間違いではないとする専門家の方もいらっしゃるようです。
知らなかったのであれば仕方がありませんが、「新年 あけましておめでとうございます」が、重複表現であることを知っているなら、使わないほうが無難でしょう。
また目上の方に送る場合は、「謹賀新年」や「恭賀新年」を使います。
「謹」には「謹んで」という意味、「恭」には「うやうやしく」という意味があり、目上の方を尊ぶという意味を込めた言葉だからです。
「迎春」を使う方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは簡略化した表現ですので、目上の方には使わず、友人や後輩などであればOKです。
でも、そんなに文言を使い分けないわ・・・という方は
オールマイティの「謹賀新年」や「恭賀新年」を使っておけば安心ですね。
ほかには「あけましておめでとうございます」という文章になったものもOKです。
ちなみに私はひらがなの優しい感じが好きで「あけましておめでとうございます」を使っています。
私は年賀状なんて書かないわ・・・ではなく、いざ!という時のために、覚えておきたいことですね!
三厨万妃江の著書『人生を変えるマナー』は、いかがですか?
さまざまな企業様で、ビジネスマナー教材としても、導入していただいている書籍です。
ぜひ、ご一読ください。一生使えるマナーの道標としていただけたら幸いです。