プロはお客様に「楽屋裏」を見せない
研修シーズンになると、スーパーやホテルのフロント、
レストランなど、さまざまな場所で、
「トレーニング中」とか「研修中」という名札を
胸につけて接客している人を見かけますよね。
これは、
<まだ慣れていませんが、どうぞよろしくお願いいたします>
という意味だとは、思います。
一生懸命にしていらっしゃる姿は応援したくなります。
が・・・、
先輩らしき方が、お客様の前で、研修中の方に
仕事の手順を教えたり、
接客のついでに仕事の流れを教えるというのは、
やはりいただけません。
研修をしてしっかり勉強はしたので、
あとは実地で経験を積む(OJT)と、
”とりあえず、やりながら覚えてね”、
というのでは、まったく意味が違います。
前者は心の中で応援し、先輩が指導する体制もすばらしいと思いますが、
後者は・・・
彼らが前者であるのか後者であるのかは、
接客態度を見ていれば、たいていお客様にはわかります。
ホスピタリティ以前に、
ビジネスマナー以前に、ここには、
【経営者の姿勢】が現れるのではないかと思います。
私は、プロとしてこう思います。
仕事は楽屋裏で教えてください。
お客様の前に立つことは舞台に立つことと同じ。
プロは楽屋裏を見せないもの。
考えてみてください。
ちょっと練習不足なんですが・・・
なんていうお芝居を、
誰もお金を払って見に行きませんものね。
たとえアルバイトやパートさんといえど、
お客様から1円でもお金をいただけばプロだと思います。
素敵な舞台の演出を!
経営者には、ぜひそうであって欲しいと思うのです。
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