「させてもらえる喜び」と「させてあげる喜び」
「させてもらえる喜び」と「させてあげる喜び」
ふたつの喜びがあるんだよ。
こんな言葉を教えてくださった方がいます。
以前、仲間のお祝いの会を開いたときに、
予算オーバーとなり、
幹事の一部の方々がオーバーした分をご負担くださったことがありました。
それをそのままにしておいてよいものなのか、
私が何かする役割があるのではないか、と
相談した時のことです。
一部の方々とは、その会での先輩方で、
表向きはともかくとして、
先輩方が、後輩のお祝いごとだから、自分たちの手でお祝いの会をと
もともと発起人なってくださったのです。
お世話係の一人としてお手伝いした私は、
先輩方がご負担なさったことを知っているわけですが、
出席者である他の仲間は知らず…
それをどうしたものかと、考えたのです。
その時、相談した仲間の一人が教えてくれました。
「させてもらえる喜び」と「させてあげる喜び」
両方喜びです。
すべてを明白にする必要もないし、そんなことを望んでなさっている先輩方ではない、
ですものね。
いただいた先輩方の心は、
直接お返しすることはできなくても、
また別の形でお返ししたいと思っています。
「恩送り」の心もホスピタリティにつながります。
そこにいる皆さんが笑顔になれるための行動をする。
それは人を大切にする、相手を思いやるホスピタリティの心でしょう。
その根底にはビジネスマナーが身についているはず。
誰が見ていても見ていなくても、それを習慣としてできる人を
人は信頼するのだと思います。
人生を変えるマナー(最新刊)
単行本(ソフトカバー): 230ページ あさ出版
「君なら安心だ」と、大きなプロジェクトの責任者に抜擢された。
「うちに来ないか」と引き抜きの話が多い。
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投稿者プロフィール
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有限会社 キャリア・サポート 代表取締役
人材育成のプロとなって約30年、その間、関わった受講者は15万人以上。
従来サービス業の視点を持たなかった業種に、サービス業としての視点を取り入れることで売上やお客様応対を向上させる取り組みや、社内のホスピタリティ力を高めることで、お客様へのホスピタリティをより発揮できる社員を育成する教育や人材育成の仕組みづくりを得意とする。
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