ホスピタリティは仕事への誇りとつながっている
子供たちがまだ小学生の頃の話。もう10年ほど前です。
でも今でもその光景が鮮明に残っています。
夕食の焼き肉店でのこと。お気に入りのお店です(チェーン店)
焼き肉が進み、
時折イケメンのお兄さんが声をかけてくださいます。
「お皿を取り換えましょうか」
「網を取り換えましょうか」
と。
網を取り換えていただくことになりました。
網の上には、まだ焼きかけのお肉が5~6枚。
古い網をトングでつかんで、新しい網をおく。
その網に焼きかけのお肉を戻してくださいます。
私は、
その様子に、目を奪われてしました。
それはそれは、丁寧に、丁寧に
1枚1枚戻してくださるのです。
「焼き肉マイスター」の彼が立ち去った後、
当時小学4年生の娘が私にこんな風に言いました。
「あのお兄さんのお肉の戻し方、やさしかったね。」
「そうね、ほんと、やさしかった」
子供は見ていますね。
「丁寧だね」と言わず、「やさしかったね」と。
お肉を通して、私たちを、私たち家族の大切な時間を
大切にしてもらったと感じたのでしょうか。
その一つの仕事を見れば、
彼がどんなに仕事に誇りを持ち、
そしてお客様を大切に思っているか、
言葉がなくても伝わってきます。
心もおなかも満たされたひと時でした。
今でも大切な思い出です。
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