プラスの気持ちで言葉を発するとビジネスマナーが向上する
あなたは、誰かに頼みごとをするとき、どのような言葉を使いますか?
たとえば、
「悪いけど、月曜日までにこの資料そろえてもらえるかしら?悪いわね。」
と言ったとします。
この言葉を発するこの人の気持ちは、どんなものでしょう。
申し訳ない。
迷惑かもしれない。
断られたらどうしよう。
などなど。なんだか、マイナスのことばかりです。
あるいは、後輩なのだから、先輩の依頼には従うものだ・・・と
そんな気持ちもあるかもしれません。
こうした気持ちは、
言葉には直接していなくても、相手に伝わるものです。
「言葉では悪いけどと言ってはいるけれど・・・」という気持ちが伝わったとしたら、
相手は、気持ちよく笑顔で行動する気持ちになれるでしょうか。
もしも、仕事の依頼をするときなどに、
このようにおっしゃっているのでしたら少し工夫してみませんか。
マイナスの気持ちから発する言葉が、そのまま相手に伝わってしまうのであれば、
プラスの気持ちから発する言葉に変えてみましょう。
月曜日までにこの資料そろえてもらえたら、ほんとうに助かるな~という気持ちをもって
言葉を発してみる、ということです。
確かに助かりますものね。
助かる。
ありがたい。
うれしい。
感謝している。
こんな気持ちを持ち、それが伝わるようにするのです。
「一つお願いがあるのだけれど、
月曜日までにこの資料をそろえてもらえると助かるので、お願いできますか?」
お願いする姿勢や、謙虚な気持ちは大切はもちろんですが、
「うれしい気持ち」や「ありがたいという感謝」を伝えることで
相手も、笑顔で行動できることが多くなるはずです。
さて、神様は全ての動物に2つの本能を与えたそうです。
それは、
自分の命を守ること
子孫を残すこと
でも、動物の中の人間にだけ、3つ目の本能を与えました。
それは、
「喜ばれるとうれしい」
という、本能だそうです。
役に立ててよかった!と相手に思ってもらえるように、
依頼するときの言葉を変えてみましょう。
仕事がスムーズにいくだけでなく、
相手との人間関係にも良い変化があるはずです。
そして、お願いした仕事が完了した報告をもらったときには、
笑顔で感謝の気持ちを伝えることもお忘れなく。
相手も「役に立ててうれしい」という気持ちを感じることができるでしょう。
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投稿者プロフィール
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有限会社 キャリア・サポート 代表取締役
人材育成のプロとなって約30年、その間、関わった受講者は15万人以上。
従来サービス業の視点を持たなかった業種に、サービス業としての視点を取り入れることで売上やお客様応対を向上させる取り組みや、社内のホスピタリティ力を高めることで、お客様へのホスピタリティをより発揮できる社員を育成する教育や人材育成の仕組みづくりを得意とする。
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