ホスピタリティ  「して差し上げたい」気持ちを行動に移すことが大切

ホスピタリティと聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか。

 

地下鉄に乗ろうとした時のこと。
2歳くらいの男の子とそのお母さんが、階段を下りていたんです。

私の少し前を。

 

お母さんは、ベビーカーと荷物で両手がいっぱい。

男の子は、座るようにしながら、
お母さんに見守られて、階段を下りていました。

私は、その横をそっと通り過ぎました。

その直後、階段を上ってくる人の

「あ、あぶない!」という声。
振り返ると、
あの男の子がちょっと階段を落ちそうになっていたようです。

私は、階段を2,3段戻り、お母さんに声をかけました。

「お手伝いしましょうか。」

そう言ってベビーカーを持ち、下まで降りたのです。

ここまでだと、なんだか、いいことした自慢話みたいですが、そうではなく。

 

最初にその親子を見た瞬間に
「ベビーカーを持ってさしあげようかな~」という気持ちがあったのです。

でもしなかった。

私も結構重いかばんを持っていましたし、
大丈夫だろう、と思ったのです。根拠なく・・・

 

最初からそうしてあげればよかったのです。
結果として、持ってさし上げたのだから。

自分にできることをほんの少しお手伝いしようという気持ちになるのに、
何か躊躇してしまうこと、ありませんか?

何がじゃまするのでしょうか。

めんどう?

はずかしい?

かっこ悪い?

 

私の場合は、
「持ってあげたほうがいいかな~でも大丈夫だろう、ま、いいか~」
と、ほんの一瞬「気持ちの手抜き」がありました。

なんでもなく、「お手伝いしましょうか」ってすんなりできるときもあるのに。
おはずかしい話です。

「して差し上げたい」という自然な気持ちを大切にして、
それが、躊躇なく行動に移せることが大切。

心に命じた出来事です。

 

 

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投稿者プロフィール

『人生を変えるマナー』著者 三厨万妃江
『人生を変えるマナー』著者 三厨万妃江
有限会社 キャリア・サポート 代表取締役

人材育成のプロとなって約30年、その間、関わった受講者は15万人以上。

従来サービス業の視点を持たなかった業種に、サービス業としての視点を取り入れることで売上やお客様応対を向上させる取り組みや、社内のホスピタリティ力を高めることで、お客様へのホスピタリティをより発揮できる社員を育成する教育や人材育成の仕組みづくりを得意とする。

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