ホスピタリティの原点に立ち戻る

あるとき、東京で友人たちが私の誕生日のお祝いをしてくれたときの
出来事です。

仕事を終えて、かねてより約束の会場へ向かいました。

選んでくださったのは、とても名の知れたお店。

一緒に勉強している仲間たちの間でもよく話題になりますし、
オーナーの著書もあり、
「あ!あのお店ね」と、おわかりの方も多いお店です。

系列の数軒あるお店の中で、
私は、別のお店には行かせていただいたことがあるものの、
その日選んでくださった場所には、初めてでした。

偶然ですが、
その日のメンバーたちは、みんな同じ状況。

それだけに、期待は高まります!

席に案内され、最初の飲み物を選ぶ。
メニューを見ながら、あれやこれやと、楽しい時間ですが、
ん?
なぜか、私たちの声じゃない声がにぎやかです。

ほんのちょっと振り返ると、
お隣さんたちの席が近いことに気づきました。

ちょっと気が散る・・・

おまけに、お店の方の声が案外大きい。
ちょっと立ち位置を変えてくださると
そのお客様だけに聞こえる声になるのになあ。

・・・残念。

乾杯はシャンパン。

さあ、お料理を選びます。

コースではなく、アラカルトで注文しようと、
会話も弾み、決まっていきます。

そして、オーダー。

ところが、オーダーをとってくださる方が見当たらず。

でもね。

隣の席では、
お客様とお店の方は、楽しそうに話し込んでいます。
オーダーをとっているのではなく、
常連さんらしいので、前回の話で花が咲いている様子。

その後、それとなくまわりをみると、
時々、お客様とスタッフが話し込んでいる姿が見えます。
常連さんが多いのですね。

すみません!と、声をかけたくなるほど、
時間が経過して、友人もすこしやきもきし始めました。
でも、私はゲストだし、そんな声をかけるようなお店ではないし。

とまあ、すこし、??ということがありながらも、
評判どおりのおいしいお食事とお酒。
楽しい会話。
時折のお店の方との、コミュニケーション。

よしよし、です!

サプライズもありました!
それも、祝ってくれた友人たちにも知らされていない形で!

それはそれは、
すてきな空間と時間、そして、みんなの笑顔でした。

ありがとう!

一方。ちょっとだけ考えました。

私たちは、このお店は初めて。
お上りさん状態?!です。

でも、常連さんにだって、必ず初めての瞬間があるわけで、
常連さんになるためには、
最初の出逢いが大切なのだろうと思います。

私だけでなく、友人たちも、
何か最初に違和感を覚えたようで、
だれからともなく2軒目でそんな話になりました。

また、

最後のサプライズには、伏線があったのだと、
後から考えたらわかったのですが、
私が、もし、その伏線通りしなかったら、
あれほどの驚きはなかったかもしれないなあとも、思いました。

もちろん、それはそれで、他のサプライズがあったかもしれません。

私は、以前、
『ホスピタリティの心で変わる大人のマナー 』
という本を書かせていただきました。

しかし、この本の中で私がお伝えしていることは、
決して「サプライズのすすめ」では、ありませんでした。

むしろ、

当たり前のことを当たり前すぎるほど、
きちんとやることからスタートすることの大切さ

をお伝えしています。

私も友人たちもこのお店で、残念に思ったことは、
サプライズを優先すると、当たり前のことをするのに
ちょっと浮き足立ってしまう。

常連さんを大事にしてコミュニケーションするあまりに
他のお客様にサービスを求められていることを見逃してしまう。

ということだったのだろうと思います。

決して悪いサービスではありません。
しかし、評判が高いお店なので、
お客様である私たちの期待が遙かに大きかったのですね。

お客様は、評判がよければよいほど、事前に期待する

ものです。

とても楽しい時間だった。
友人たちにも感謝している。

けれど、すこしだけ、複雑な心境?!笑

ホスピタリティといえば、リッツカールトンホテルが有名。
しかし、なぜ、有名になったのか。

決して、サプライズではありません。

スタッフ一人ひとりが、お客様のことを本当に一生懸命考えて、
当たり前のことを当たり前にただ一生懸命にやった、
それが、お客様に感動を与えたのではなかったかと思います。

当たり前のことを当たり前にする。
それを、さもないことのようにする。

その基本があるところに、はじめて応用(サプライズ)があるのです。

もう一度、基本にもどって、「もてなす心」「もてなしの行動」について
考える機会となりました。

しかし。。。

2軒目のお店で、みんなで、大笑い、しました。

え?なぜ?って。

それは、
みんなが共通で知っている、
系列のもうひとつのお店のほうが好きだと口々に言ったからです。

ゲストである私は、なかなか口を開けませんでしたが、
全員一致だったので、わたしも、安心して一票を投じました。

その理由は、

・・・

・・・

・・・

落ち着くから!

ま、そういう年齢になったってことかしらね~

と大笑いしたということです(笑)

そんなたわいもない会話を楽しめる時間を作ってくださった、
友人たちのホスピタリティの心が、私には一番のプレゼントです。

ありがとうございます。

【無料】7日間ステップメール

ビジネスマナー講師になりたい!という方や、ビジネスマナー講師にご興味のある方は、7日間ステップメールを、ぜひご覧ください。

私、三厨万妃江が、どのようにしてビジネスマナー講師になったか、そして、あなたがこれからビジネスマナー講師になるために、どんなことが必要なのか、3日に1度、合計7通のメールをお送りします。

※7日間、連続ではありません。


1日目:私がビジネスマナー講師になりたいと思った理由

2日目:あなたは「ビジネスマナー講師」という仕事を通して何をしたいのですか?

3日目:「ビジネスマナー講師」になるために身につけなければならないこと

4日目:ビジネスマナー講師になってどんな働き方がしたいですか?

5日目:あなたにとってビジネスマナー講師になることは夢ですか?目標ですか?

6日目:ビジネスマナー講師になると決めたら、毎日実践すること

7日目:「私でも講師になれますか」というご質問に私がお答えすること