うれしいと感じられる人、うれしかったと伝えられる人
銀行での出来事。
窓口で待っているときに
となりの女性が、窓口の案内に立っている男性に声をかけたのです。
「こういったご配慮はとてもいいですね！」
その「ご配慮」とは、
用紙を記入したりするカウンターの横に、
座って記入できるコーナーが設けてあるところのことです。
銀行の担当の方は、
「お年を召した方は、立ったままで記入されるのは大変だと思いまして・・・」
と、その女性にお話になりました。
女性は、
「こういったご配慮、私は好きですよ」と。
そうおっしゃった時の、銀行の担当の方のうれしそうな顔。
その場面に居合わせた私もとっても心地よかったのです。
さて。
日常の中で、いいな、と思うことって、よくあると思うのですが、
それを相手に伝えることは意外に少ないと思います。
そんなこと、伝えるほどのことではないと思ってしまいます。
しかし、伝えてもらった人は、やはりうれしいですし、
伝えてもらわないと、
「自分のしていることの価値」には、案外気づかないものです。
何かをしてもらうとうれしい。
うれしいと伝えてもらうと、したほうもうれしい。
そんなやりとりが、当たり前のようにできると、
毎日笑顔でいられるなあ、とそんな風に思った出来事でした。
何かをしてもらうとうれしい。
うれしいと感じられる人でいることと、
うれしかったよ、って伝えられる人でありたいですね。
その女性。
私の前を通られるとき、そんなに近くではなかったのに、
「前をごめんなさいね。」
と、声をかけてくださいました。
ホスピタリティが身についている方だなあと、感服いたしました。
人生を変えるマナー（最新刊）
単行本（ソフトカバー）: 230ページ あさ出版
「君なら安心だ」と、大きなプロジェクトの責任者に抜擢された。
「うちに来ないか」と引き抜きの話が多い。
「基本」+「ちょっと」の一歩進んだマナー・思考法を
わかりやすく丁寧に紹介しています。
マナーを身につけることで、あなたの見える世界は180度変わり、
社内、社外問わず、「選ばれる」ビジネスパーソンになれることでしょう。
すべての社会人必須の１冊です。
三厨万妃江の著書『人生を変えるマナー』は、いかがですか？
さまざまな企業様で、ビジネスマナー教材としても、導入していただいている書籍です。
ぜひ、ご一読ください。一生使えるマナーの道標としていただけたら幸いです。
