「くん」ではなく「さん」で呼ぶマナー
若くして二代目社長となったMさん。
部下の方を「Hくん」と呼んでいたのですが、「Hさん」に変えました。
その小さな変化が、やがて・・・
もう少し詳しくお話しすると、
「Hくん」は年上の部下。
年上だけど部下だから、「くん」でいいだろうと、M社長は思っていたのです。
Hくんとは、あまり、しっくりコミュニケーションがとれていませんでした。
あるとき、
私が主宰する経営者の勉強会に参加なさったM社長。
しっくりしないHくんとのことをお話しになったところ、
経営者のお一人から、
「部下だけど、年上だから敬語が必要なんじゃない?」
というご意見をもらいました
私も同意見。
試しに体験してみましょうと、
その場でM社長に、ロールプレイングしていただきました。
○○くんと呼びかけて話すのと、
○○さんと呼びかけて話すのとの違い。
「さん」と「くん」では、
あとに続く言葉が違ってくる。
ということに気づいたのです。
心のどこかに、少しだけ、上から目線、があったのかもしれないと。
「さん」のほうが、その後の接し方が、
自然に丁寧になるのです。
その気づきに従って、職場でも実践。
敬意を払ってくれる人には、敬意をもって
人は接するもの。
Hさんとの心の距離が変わってきたと、
職場で実感したM社長です。
実は後日談があり、
その小さな変化が、
その後、社内に、思いもよらない変化を引き起こしました。
もちろん、良い変化!
そのお話は、あらためて。(^^)
そんなことで?と思うかもしれませんが、
わかっていても、実践しない人は、たくさんいます。
成果は、実践した人しか得られないもの。
M社長は実感とともに、
その後もいろいろチャレンジしていらっしゃいます。
小さなことから、実践してみませんか。
ビジネスマナーでは、
老若男女を問わず、「さん付け」がマナーです。
人生を変えるマナー(最新刊)
単行本(ソフトカバー): 230ページ あさ出版
「君なら安心だ」と、大きなプロジェクトの責任者に抜擢された。
「うちに来ないか」と引き抜きの話が多い。
「基本」+「ちょっと」の一歩進んだマナー・思考法をわかりやすく丁寧に紹介しています。
マナーを身につけることで、あなたの見える世界は180度変わり、社内、社外問わず、「選ばれる」ビジネスパーソンになれることでしょう。
すべての社会人必須の1冊です。